昨今ライブ配信市場が異常な成長をしてさまざまなアプリやツールが出てきました。
そこで次に注目されているのが、ライブ配信アプリやツールでものを売るライブコマースです。
今回はそんなライブコマースにおすすめのアプリ&ツール5選ご紹介していきます。
ライブコマースとは
ライブコマースとは、ネットショッピングとライブ配信を掛け合わせたことを指します。
つまり、ライブ配信者がライブ配信を行なって商品を紹介します。
ライブ配信を見ている視聴者は、ライブ配信者が紹介した商品をECサイトなどで購入する仕組みになっています。
ECサイトなどで売っている商品はレビューでしか使用感を確認できませんが、ライブコマースではその場で自分の疑問を投げかけその場で問題を解決してくれるのが最大の特徴と言えます。
ライバーとは?
ライブコマースを知っていくうちにライバーという言葉をよく耳にします。
ライバーとは、ライブ配信をする配信者のことを指します。
ライバーはライブ配信アプリやプラットフォームを使って、配信を行い、収益はもちろん、一定のファン、リスナーを抱えているのが特徴で影響力があります。
ライブコマースの市場、注目の理由について
注目されいているライブコマースの市場はどのようになっているのでしょうか。
中国のライブコマースの市場と、日本の注目されている理由などを含めいて見ていきましょう。
中国のライブコマース市場
中国でのライブコマースは2017年に始まりました。
そしてこの5年間で中国のネットユーザーの3割が使用する程にも成長し、市場規模は17兆円にものぼります。
2025年には100兆円になることが予想され、今後のライブコマース市場は鰻登りに伸びていくことが予想されとても注目されています。
また、ライブコマース一回の最大の売上は431億円。これは1日の最大の売り上げで恐ろしい額が動いていることがわかります。
また中国は、以下の理由からライブコマースを利用する人が増えていると言われています。
- クーポンやその場での割引がある
- インフルエンサーやライバーが商品を選んでくれるので商品を選ぶ手間が省ける
- ライブ配信で商品の紹介をしてくれるので、使用感や色味などがわかりやすい
日本の巣篭もり需要
日本ではなぜ注目されているのでしょうか。
一つ大きく注目されている理由は、日本の巣篭もり需要です。コロナウィルスの影響で巣篭もり需要やキャンプ需要が広がりました。
それにより、ショッピングモールや店舗で足を運んで購入してい商品をネットで購入するようになりました。
また、仕事も同じくリモートワークが普及したことにより生活する拠点も変わり、地方に住む人が増えたことによりこれらの人々もネットで購入することが増えました。
EC関連の需要拡大
2つ目はEC関連の需要の拡大です。
上記で説明した通り、リモートや巣篭もり需要が拡大したことにより以前よりネットで商品を購入することが増えました。
これはウーバーイーツなどの配達関係の食事もそうですが、アパレル関係や私生活の商品なども同じで、非常に多くのものがネット購入することができるようになり、また人々はネットで購入することに関しての抵抗がなくなっていきました。
この理由もライブコマースが注目される一つの理由です。
日本におけるライブ配信市場の拡大
3つ目はライブ配信市場の拡大が大きく注目される理由のひとつです。
日本では2017年頃からYouTubeを筆頭にライブ配信市場がジリジリと伸びてきました。
コロナウィルスの影響で在宅ワークが普及してそれに伴い、ライブ配信市場が一気に拡大しました。
これにより個人の時代でもある現在ではインフルエンサーの数も増え影響力を持つ人が比較的多くなりました。
企業はインフルエンサーが増えたことにより、コスト、ジャンル含めて多く選びやすくなり、ライブコマースの環境的には整ってきたことが言えます。
ライブコマースの種類とは
ここまでライブコマースについて説明してきましたが、ライブコマースの種類はどんなものがあるのでしょうか。
大きく分けて2つありますので、それぞれ説明していきます。
実店舗主体タイプ
一つ目は実店舗主体タイプです。
これは実店舗位ないで行うライブコマースです。
実店舗内でライブ配信を行い商品を紹介してその日から商品を割引したり、新商品を紹介したりする方法です。
インフルエンサーを使う必要はそこまでないのが魅力的で、ヒット商品や割引商品の宣伝になるので多くの店舗が実施しています。
ただし、店舗としてある程度の知名度がないと配信事の同時接続人数が少なる傾向があるので、SNSなどを駆使してフォロワーを集めておく必要があります。
インフルエンサー活用タイプ
2つ目はインフルエンサーを活用するタイプです。
この方法はライブ配信アプリを選定して、インフルエンサーに商品を宣伝してもらう方法です。
企業からするととても始めやすい方法で、宣伝してほしい商品とインフルエンサーとライブ配信アプリを選定するだけで行うことができます。
最近ではインフルエンサー以外にもライバーなども増えてきたのと、インフルエンサーマーケティング会社なども増えてきたので選定までに時間がかからないのでコスパがいいのがメリットです。
ライブコマースの事例3選について
日本でも先駆けでライブコマースを行なっている企業があります。
今回はそんなライブコマースを行っている企業を一部ご紹介します。
三越伊勢丹ライブコマース
引用元:三越伊勢丹公式サイト
三越伊勢丹では過去に3度もライブコマースを実施したことがあります。
三越伊勢丹でのライブコマースでは、過去3回とも食品関連の商品をご紹介してしまして、インフルエンサーではなく専門家が出演し、専門家の視点で商品を説明していました。
三越伊勢丹のライブコマースはインフルエンサーがおすすめする商品ではなく、企業がおすすめしている商品を専門家が解説する、言わばテレビショッピングに追加方法で行なっていました。
三越伊勢丹ライブコマースの方法としては、詳しくどのようにプラットフォームを使って行なったかは定かではないですが、三越伊勢丹のウェブサイトでブラウザ上で配信を行なっています。
ユニクロライブコマース
引用元:ユニクロ公式サイト
ユニクロはライブコマースを過去に数回実施しています。
ユニクロはのライブコマースは、ライブ配信を見ながら、その場で買い物をできるシステムで始めました。
ユニクロのライブコマースの最大のメリットは、その場で商品に対しての疑問をコメントして配信者と視聴者が繋がれる点です。
ユニクロは店舗でテーマを決めてライブコマースをしています。
最も最近のライブコマースでは、「1万円以下コーデ」というテーマでライブコマースを始めました。
この配信では、着こなし方、値段、ポイントなど詳しく説明しておりライブコマースでインフルエンサーを呼びファッションショーを行なっていました。
同じ背丈の人が商品をきてコメントに対して答えている配信は非常に信憑性がありわかりやすいです。
BEAMSライブコマース
BEAMSのライコマースは、2020年3月に初めてBEAMSの公式サイトで行われました。
ちょうどコロナ禍のなかで 開催されたBEAMSのライブコマースでは、1時間で6000人の人が視聴をして、ライブコマースを経由しての収益は100万円程と素晴らしい結果がでています。
BEAMSのライブコマースではユニクロと同様にスタッフやインフルエンサーに実際に紹介する服を着せてファンションショーを行なっていました。
また、丁寧に商品を説明することにより視聴者の購買欲を上げていたことが今回成功した鍵でしょう。
ライブコマースアプリランクング5選を一挙ご紹介
最後にここまでで説明してきたライブコマースについておすすめののアプリ&ツールランキングをご紹介していきます。
SHOWROOM
showroomとは2013年にサービスを開始したライブ配信アプリです。
このライブ配信アプリでは、一般人よりもアイドルAKB48や女優、モデルなど芸能人の割合が非常に多く、また9割が女性という特徴があり、最近ではビックカメラとライブコマースの提携をしたとしても注目を集めました。
このSHOWROOMではライブ配信者がライブコマースを行うことができます。
ライバーが配信アプリでライブコマースを行う際は、視聴者はアプリ内にショッピングのアイコンが表示されるようになります。
このアイコンを通じて商品を購入することができます。
商品の発送などは、ヤマト運輸のらくうるカートを経由して書品が発送されます。
しかし、このSHOWROOMのライブコマースは、誰しもができるわけではなく、らくうるカートの審査に通過した人のみが行える仕様になっています。
インスタグラムでは、コロナ禍の影響でライブ配信ができるようになりました。
また、このライブ配信では実際にインスタグラマーが商品を配信中に紹介してその商品をインスタグラムからECサイトをい経由して商品を購入する仕組みになっています。
ただ、Instagramにはまだライブコマース専用の機能はついていないので、Instagram配信の延長上でECサイトやECモールをリンクとして埋め込んで購買してもらう方法が一般的です。
ただ、他のアプリと違いユーザー数が圧倒的に多くフォロワーの質が高いInstagramでは、ライブコマースとして成功する確率は比較的に高いことが言えます。
LINELIVE
LINE LIVEとは2015年にLINE株式会社がサービスを初めて、国内最大級のライブ配信アプリとなりました。
特徴としては、誰でもライブ配信ができかつ、無料で始められ、若い人が多いことが挙げられます。
LINELIVEでライブコマースをするには、LIVEBUYというサービスで行います。
これはライブコマース専用のサービスでリアルタイムで配信をしながら商品が紹介されるシステムになっています。
しかし、現時点ではテストローンチの段階なので、配信者が誰でも使えるわけではありません。
現時点では、一定の知名度を持った著名人や企業がこのサービスを使える状況です。
YouTube
YouTubeは世界最大の動画投稿方プラットフォームで有名です。
このYouTubeでもライブ配信ができるようになりました。
また2022年3月にライブ配信中にライブショッピング機能が追加され、配信をみている視聴者が紹介されている商品を買いたいと思った気に買える機能が追加されることが発表されました。
現時点ではヨウツベでライブコマースを行う際は、ECサイトやECモールを経由して販売をしなければなりませんが、ユーザー数が多い観点や、今後ライブショッピング機能が追加されることを予想すると、Youtubeで今のうちからライブコマースを行うのは得策と言えます。
HandsUP
HandsUPは、株式会社17Media Japanが運営しているライブコマースサービスで、ライバーが商品を紹介することに特化したアプリです。
サービス開始時は2017年11月から始まり、17ライブで配信をしているライバーなども多く参加している状況です。
HandsUPの特徴としてはライブコマースに特化意していることもあり、充実したサービス、機能があることが言えます。
例えばライブコマースを行ったことがない人でも、コンサルティングサポートを受けれるので安心して配信ができます。
ただ、ライブコマースを行う上で月額使用料が発生するので、(企業、個人では異なる)一般の人には不向きですが、一定のフォロワーがついていて知名度がある、企業、個人にとっては非常に良い、サービスになっています。
ライブコマースまとめ
ライブコマースは非常に注目されている業界です。
ライブ配信をしなが即効性があるライブコマースは企業側としては今後も増えてくることが予想されます。
注意点としては、
- ライブコマースを行なっていることを視聴者に知らせること
- 配信環境の設備
- ライブ配信アプリ&ツールの選定
上記、3点が非常に重要です。
ライブコマースをしっかり理解して、準備をして行うようにしましょう。