最近インフルエンサーという言葉を聞く機会が増えてきましたが、どのような意味なのか分かっている人は少ないでしょう。
そこで本記事では、意味や定義、種類などについて徹底解説しました。
最近では、影響力を利用したマーケティング方法も注目を浴びているため、是非参考にして下さい。
インフルエンサーとは
インフルエンサーとは、影響や勢力、効果などの意味を持つ「influence」という英語が語源であり、人に対して影響を与えられる人のことです。
例えば、スポーツ選手やテレビで活躍している芸能人、モデル、インターネット上で人気の一般人なども当てはまります。
最近では、Twitterやインスタグラムを活用することによって、誰でも世間に対して発信できるようになったため、一般人でもインフルエンサーになれる時代です。
このように誰でもなれる時代であり、影響力も高くなってきているため、それを利用したマーケティング方法も注目を浴びています。
アンバサダーとの違い
よく似た言葉でアンバサダーという言葉があるため、違いがよくわかっていない人も多いでしょう。
インフルエンサーは、企業などのクライアントから依頼を受けて商品を紹介する際、単発的・短期的なことが多いです。
しかしながら、アンバサダーは契約期間中、クライアントの商品・サービスなどを紹介し、他社について話すこともタブーとされています。
単発的・短期的であれば、少ないリスクで依頼できますが、アンバサダーとなるとリスクも高まるため、アンバサダーに選ばれている方は企業から絶大な信頼されているという証拠でもあります。
インフルエンサーの定義
影響力を持っている人のことを指しており、その大きさは人によって様々です。
しかしながら、数値で測ることは難しく、どこからがインフルエンサーという基準も決まっていないため、定義が難しくなってきます。
そのため、自分に多少なり影響力があると思っているのであれば、インフルエンサーということになるでしょう。
インフルエンサーの種類
全員が同じというわけではなく、影響力の大きさによって階級が存在します。
そこで、それぞれの階級の特徴や当てはまる条件について解説します。
メガインフルエンサー
メガと呼ばれるほどであるため、フォロワーが100万人以上存在し、大きな影響力を持っている人のことを指します。
このレベルに一般人が到達することは簡単なことではないため、テレビに出ている芸能人や著名人の方が多いです。
見ている人が多すぎるため、情報は広がりやすいですが、投稿に対するリアクションの多さを測るエンゲージメント率が低くなりやすいです。
ミドルインフルエンサー
10〜100万人のフォロワーがいる人のことを指しており、こちらもSNS上で絶大な影響力を持っています。
テレビなどに出演する芸能人の方も多いですが、SNSに特化した活動をしている人も多くなってくる層です。
特定のコミュニティで絶大な支持を持っていることが多いため、話題になりやすいという特徴があります。
マイクロインフルエンサー
フォロワー数が1〜10万人の人のことであり、料理や美容、ファッションなどの特定の分野に特化した人が多いです。
また、ファンとの距離感が近く、エンゲージメント率が高くなりやすいため、ファンからの信頼度は高いでしょう。
ナノインフルエンサー
フォロワー数が1000〜1万人の人であり、かなりニッチなコミュニティに対しての影響力が高い傾向にあります。
また、非常に狭いコミュニティになるため、ファンの距離も近く、エンゲージメント率も高いです。
各SNSで人気のインフルエンサーの特徴
各SNSによって利用している層も変わってくるため、それぞれ人気になっている人の特徴が変わってきます。
そこで、各SNSで人気になっているインフルエンサーの特徴について解説します。
画像引用:Twitter
Twitterは自分が今何をしているのかなどを気軽に呟くことができるSNSです。
文字数は140字までと制限がありますが、動画や画像、音声などを投稿することも可能であり、投稿するとタイムラインに表示されます。
テキストがメインであるため、役立つ情報などが好まれやすいですが、最近では、自分の作品をTwitterで宣伝して購入してもらう人も増えてきています。
ユーザー層は10〜20代の男女が中心であり、いいねやリツイートなどで情報が拡散されやすいため、1つの投稿で人気になったり、炎上してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
画像引用:Instagram
Instagramは、写真や動画などの視覚的な情報を発信するのに特化しているSNSです。
Instagramで活躍している人はインスタグラマーと呼ばれ、どのような写真が良いのか研究しています。
インスタグラマーは、映えている写真を投稿するだけでなく、#(ハッシュタグ)の使い方も非常に上手です。
ハッシュタグを活用することによって、より多くの人に目をつけてもらうことができるため、ターゲット層にあったハッシュタグを投稿につけることが秘訣となっています。
YouTube
画像引用:YouTube
YouTubeは、世界的にも高い人気があるGoogle社が提供している動画投稿サイトです。
YouTubeで活躍しており、多くのチャンネル登録者数のいる人をYouTuberと呼び、最近では、人気すぎて芸能人のような立場になっています。
動画の視聴時間が長い傾向にあるため、エンタメ動画や商品紹介動画が多いです。
YouTubeでは、動画を見る前に広告が流れ、その広告収益がYouTuberの方に入るため、トップYouTuberの方はお金持ちな傾向にあります。
そのため、子供の「将来なりたい職業ランキング」でYouTuberは上位にきますし、世間的には楽に稼げる職業だと思っている人も多いです。
しかしながら、テレビでは様々な人が協力して作る映像を、YouTuberは全て行う必要があるため、売れるYouTuberになることは簡単ではありません。
かなり高い影響力を持っているのがYouTubeであるため、YouTuberに案件を依頼する企業も多いです。
TikTok
画像引用:TikTok
TikTokはYouTubeと似ており、動画投稿型のSNSですが、15秒から1分程度の短い動画に特化しています。
YouTubeにも、YouTubeShortという機能が出てきたため、TikTokではなくYouTubeShortに投稿する人も多いです。
音楽や加工用のツールが機能としてついているため、YouTube投稿する際に必要な編集スキルも必要ありません。
そのため、気軽に撮影・投稿できることから10〜20代の年齢層に人気を集めています。
最近では、TikTokが人気になったことにより、どこでも撮影を行い、他の方の邪魔になっていることが問題視されることもあります。
撮影中はどうしてもカメラに集中してしまい、周りが見えなくなっていることが多いですが、節度を守って撮影することが大切です。
現在では様々なSNSがあり、それぞれ特徴がありますが、一つだけしか使っていないという人少なく、YouTube動画をTwitterで告知するなど、複数の媒体を使いこなしている場合が多いです。
最近インフルエンサーマーケティングがアツい!
最近では、影響力の高さに目をつけた企業が、インフルエンサーを使ったマーケティングをすることが増えてきました。
そこで、最近注目されてきているインフルエンサーマーケティングについて解説します。
インフルエンサーマーケティングとは
企業がインフルエンサーを起用して、消費者の購買行動を促す手法です。
人気の人に依頼することで、ファンの人の購買意欲を高めることができるため、積極的に起用する企業が増えてきています。
インフルエンサーマーケティングが注目されている理由
なぜ注目されているかというと、口コミのような広告効果を得ることができるからです。
これまでは、商品やサービスをテレビや雑誌を活用して広めていく方法が一般的でした。
しかしながら、インフルエンサーに依頼すると、この人が紹介しているから間違いないと思う、ファンが一定数いるため、高い成果を出すことができます。
そのファンが、商品についての感想を書くことによって、徐々に広まっていくため、SNSでバズった商品が品薄になることも多いです。
インフルエンサーを選ぶ際のポイント
今では、数多くの人がいるため、企業も誰を起用すれば良いのか分からないという方も多いでしょう。
そこで、インフルエンサーを選ぶ際のポイントについて解説します。
フォロワーだけで判断しない
インフルエンサーを起用する際に、フォロワー数だけで判断することは危険であり、層が商品・サービスと合っていなければ、効果を得ることができません。
少なくても、ファンとの距離感が近いと、高い効果を得ることができます。
そのため、フォロワーだけで判断せずに、どの人を起用すると高い効果を得られるか考えるようにしましょう。
インフルエンサーのイメージが合っているか確認する
起用する際には、その人の過去の投稿を見て、商品・サービスのイメージと合っているのか確認するようにしましょう。
合っていないと、投稿している内容に統一感がなくなってしまい、違和感になってしまうため、案件を断る人も多いです。
また、その人をフォローしているということは、その人の世界観などが好きな人が多いため、合っていない人を起用しても効果は得られないでしょう。
あまりにも合っていない案件であれば、案件だというヤラセ感が出てしまうため、印象も悪くなってしまう可能性があります。
信者と呼ばれるほどの濃いファンを獲得している人もいるため、信者と呼ばれるようなファンが多い人は高い効果を発揮することができます。
そのため、ファンの数というよりもファンの質などを確認しておくようにしましょう。
投稿する際のルールを決めておく
あまりにも、案件だということが露骨であれば、良い印象を持ってもらえないため、炎上してしまう可能性があります。
そのような炎上を回避するためにも、投稿する際にはいくつかのルールを設けることも大切です。
また、商品やサービスによっては必ず伝えておきたいこともあるため、その内容を確認しておくようにしましょう。
しかしながら、投稿する際のルールを縛りすぎると、その人らしくない違和感のある投稿になってしまうため、最低限のルールを決めて、あとは任せるようにしましょう。
インフルエンサーを上手に活用してみよう!
本記事では、インフルエンサーの意味や定義、種類などについて徹底解説しました。
上手に活用することで、ファンの商品・サービスなどの購買意欲を高めることができるためマーケティング手法として注目を集めています。
それほど、影響力は高まってきており、一般人でも大きい影響力を持つことが可能です。
一般人でも影響力を持ち、ファンを獲得することができるため、SNSの効果は絶大だと言えます。
これからは、上手に活用して、マーケティングなどに繋げていきましょう。