ライブ配信は現在では誰でも手軽にできるようになったことから、さまざまな人物がライブ配信をおこなっています。
例えば誰もが知っている有名人でもライブ配信をするだけでなく、一般人でもライブ配信をおこなっているのは珍しくありません。
しかし、ライブ配信とはわかっていても具体的にどのように始めればよいか、そもそもライブ配信について知りたい方もいるでしょう。
今回はライブ配信についての解説や、実際にライブ配信を始める際の必要な機材や注意点について解説していきます。
これからライブ配信を始めようと考えている方はぜひ参考にしてください。
ライブ配信とは?
ライブ配信とは動画配信プラットフォームなどを通じておこなう生配信のことであり、アカウント登録などをすれば誰でもライブ配信が可能です。
アカウント登録方法やライブ配信方法は動画配信プラットフォームごとに異なっているため、自身がライブ配信をしたい動画配信プラットフォームの公式サイトなどで確認するようにしましょう。
ライブ配信の内容としては人それぞれであり、雑談配信やゲーム配信・歌配信など自身が得意としているジャンルを最初は放送することが多いです。
また、人によっては複数のジャンルを配信するのも珍しくないため、動画プラットフォームで問題のない範囲であれば自由にライブ配信内容は決められます。
最初は知名度がない状態から始めることになりますが、少しずつ知名度が上がっていけば公式から公式配信などに呼ばれるようになるでしょう。
収益は発生するの?
結論からいうとライブ配信では収益は発生しますが、収益を得るためには動画配信プラットフォームごとに設定されている条件を満たすことが必要です。
動画配信プラットフォームごとに設定されている条件には登録者数や総動画再生数などが挙げられますが、設定されている条件を満たした際に支払われるのは広告料が多いといえます。
また、動画配信プラットフォームごとに設定されている条件を満たす以外にも収益を得ることができますが、投げ銭と呼ばれるリスナーから直接お金が支払われる制度なら設定されている条件は関係ありません。
注意点としては投げ銭は全額収益として手元に残るのではなく、動画配信プラットフォームに一定の手数料が引かれて残って金額が手元に残ります。
基本的にはライブ配信で収益を得るためには動画配信プラットフォームごとに設定されている条件を満たすか、リスナーからの投げ銭で得るどちらかがほとんどです。
ライブ配信をするために最低限必要な機材
ライブ配信をするためには配信環境をある程度整えることが必要ですが、配信環境を整えるためには機材などを購入して導入することが求められます。
一定のレベルの配信環境を整えることはリスナーがストレスなくライブ配信を視聴できるようになるため、リスナーの満足度にも直接的に影響するのでリスナー数を増やしたいなら配信環境を整えることが重要です。
ライブ配信をするために最低限必要な機材について紹介していくので参考にしてください。
パソコンとネット回線は必要不可欠
パソコンとネット回線はライブ配信をするためには必要不可欠ですが、現在ではライブ配信の内容次第ではスマホなどからでもライブ配信自体はできます。
しかし、雑談配信などであればスマホでも十分に対応できますがゲーム配信などを予定している際には高性能なパソコンは必要です。
ライブ配信をする際のパソコンは一般的なパソコンではなくゲーミングパソコンやクリエイターパソコンを使用することで、ライブ配信中にパソコンの処理能力が不足するなどの事体を防げます。
また、ネット回線は遅すぎるとライブ配信が途切れたりする可能性が高くなるため、一定の速さのネット回線の契約がおすすめです。
自分を映したいならライブカメラも準備しよう!
ライブ配信ではパソコン画面やスマホ画面を映しながら配信する方法もあれば、ライブカメラで配信者が自分自身を映しながら配信することもあります。
自分を映しながらライブ配信をするのに多い放送形式は雑談配信や歌配信などが挙げられますが、ライブカメラは絶対に準備する必要はなく自分自身を映しながらライブ配信をした場合のみです。
パソコンによってはカメラが内蔵されているものもあるため、ライブ配信を始めたばかりの頃はパソコンに内蔵されているカメラでも代替できます。
ただし、高画質でライブ配信をしたいのであればライブカメラは必須なので、続けていくうちにリスナーが増えてきたタイミングなどでは購入しましょう。
自分の声を乗せるためにはマイクも必要!
自分の声を乗せるためにはマイクが必要になりますが、ライブ配信では放送形式に関わらずに明瞭な音声を配信することは重要です。
リスナーとコミュニケーションを取るためにも明瞭な音声を配信して、初めてライブ配信を見に来たリスナーだけでなく、普段からライブ配信を見に来ているリスナーにも満足してもらえるように意識してください。
配信者によっては雑談配信と歌配信で使用するマイクをわけるなど、マイクによっても最適な用途が異なることからどれを使用するかについては慎重に考えるようにしましょう。
ライブ配信をする前の準備について紹介
ライブ配信を安定しておこなうためにはライブ配信をする前の準備が重要になり、準備を怠ってしまうと思わない放送事故やトラブルに発展する可能性もあります。
準備に関してはライブ配信を始めたばかりの頃であっても、ライブ配信に慣れてきたころであっても重要なため普段から準備をする習慣をつけましょう。
ライブ配信をする前の準備をいくつか紹介していきますが、配信者によっても準備などは異なるため少しずつでも自分に合っている準備を見つけることが大切です。
ライブ配信をする前の準備について代表的なものをいくつか紹介するので参考にしてください。
インターネット回線が安定しているか確認
ライブ配信はインターネット上でするためインターネット回線の安定は最重要事項といえ、インターネット回線が安定してない状態ではライブ配信が安定しない原因になります。
インターネット回線が安定していないならパソコンの再起動や、Wi-Fiなどのインターネット回線を繋ぎなおすなどしてインターネット回線を安定させてください。
どうしてもインターネット回線が安定しない際にはライブ配信自体を中止するか、固定画面での雑談配信に切り替えるなどの工夫が必要です。
他にもライブ配信が開始したタイミングやライブ配信中のタイミングでインターネット回線が安定していないため、途中でライブ配信が中断される可能性があることはリスナーに伝えておきましょう。
部屋を映すなら部屋を掃除する
ライブカメラなどを活用して室内を映すのであれば部屋を掃除して、リスナーなどに部屋を見られても大丈夫な状態にしてください。
あまりにも部屋が汚いとリスナーによってはライブ配信の視聴をやめることも十分に考えられるため、誰に見られても恥ずかしくないように掃除をするのも大切です。
また、部屋全体を掃除するのが面倒ならばライブカメラで移る範囲内だけでも掃除すれば、リスナーには部屋が散らかっている様子などは伝わらずに済みます。
どんな内容で配信するかを決定して、必要なら台本を作成する
どんな内容で配信するかを決定して、必要なら台本を作成すればスムーズにライブ配信を進行できるでしょう。
例えば雑談配信ならトークデッキと呼ばれる話題をいくつか準備しておく、歌配信なら自分が自信をもって歌える曲をチョイスしておく、ゲーム配信ならどこまでゲームを進めるかを決定しておくなどが挙げられます。
特にライブ配信を始たばかりで経験が浅いときには次になにをすれば良いかがわからなくなることも多く、そうなったときの解決策としても台本を作成するのは有効です。
ただし、作成した台本はすべて守らなくても問題はないのでリスナーとのコミュニケーションの中で変更することは多く、あくまでもライブ配信の方針として作る意識を持ちましょう。
ライブ配信の注意点
ライブ配信は一般人でも人気者になれるチャンスがあるだけでなく、人気配信者になれば公式放送やさまざまなイベントなどに呼ばれるようになります。
結果としてライブ配信の収益は多くなるためライブ配信だけで生活している配信者も一定数存在しており、広告料と投げ銭次第では一般的なサラリーマンよりも稼ぐのも可能です。
ただし、ライブ配信ではさまざまなリスクがあることから注意点に関しては守るようにしてください。
実際に人気配信者がトラブルなどに巻き込まれるケースも発生してるので、ライブ配信を楽しむ以外にも自分の身は自分で守れるように配信内容には注意が必要です。
ライブ配信の注意点について紹介していくので参考にしてください。
個人情報は発信しない
年齢や生年月日などの個人情報は発信してしまうと個人の特定に繋がるため、基本的には個人情報の公開はしないようにしましょう。
特に本名や通っている学校・勤めている企業などを発信してしまえば一瞬で個人が特定されるのも珍しくありません。
どうしても言葉遣いや方言などで出身地はばれてしまうことが多いですが、個人の特定に繋がるように個人情報は出さないように注意してください。
ただし、配信のためにキャラクターづくりをしていて架空の出身地や設定上の生年月日などは公開しても問題ありません。
むしろ、配信者としてのスタイルを確立するためにもキャラクターづくりをしているなら、架空の出身地や設定上の年齢は公開するのも方法の1つです。
自分の発言内容には注意する
自分では問題のない発言内容だと思っていても世間的には問題のある発言内容をしてしまえば、配信者として炎上してしまうリスクがあります。
自分の発言内容が問題ないかを注意しながら配信しなければ配信者としての活動が難しくなるだけでなく、個人情報などを知られている際には世間一般からの風当たりが強くなる可能性も高いです。
炎上する事態を避けるためにも自分の発言内容には注意しながら、慎重に発言しながらもリスナーには自然にコミュニケーションを取れる能力も求められます。
カメラが映る範囲に不必要なものは置かない
カメラが映る範囲には必要なものだけを置いて不必要なものは置かないようにしてください。
過去にはカメラが映る範囲での情報から個人が特定された例もあるため、基本的にはカメラが映る範囲にはないも置かないのがおすすめです。
自室を映しての配信をする際には壁と自身だけをカメラに映して個人を特定する情報を与えないようにして、個人が特定されるのを防ぎながらライブ配信をしましょう。
完全に個人の特定はできなくてもライブ配信の時間によっては日の入り方でも推測ができる他にも、部屋の間取りから住んでいる物件が特定された例もあります。
これくらいなら大丈夫と安易に考えるのではなく、少しでも個人の特定に繋がる可能性のあるものはカメラの移る範囲から排除してください。
リスナーと喧嘩をしない
ライブ配信を続けているとアンチが生まれてことあるごとに文句をいってくるようになりますが、アンチに反応して喧嘩するのではなくブロックするなどして無視するのが賢明です。
純粋にライブ配信を楽しんでいるリスナーにとってはアンチとの喧嘩などは見たくはないので、リスナーとは仲良くしてライブ配信を一緒に盛り上げていく意識を持ちましょう。
配信者だけでライブ配信を作っているのではなくリスナーと一緒に作り上げているのは意識しながら、リスナーを尊重しながら喧嘩をせずに楽しい配信をすればリスナーも満足できます。
まとめ
ライブ配信は誰でも簡単にできますがライブ配信で人気配信者になるためには努力が必要です。
継続してライブ配信をしていけば少しずつリスナーも増えていくことが多いですが、リスナーの信頼や期待を裏切る行為をしてしまえば一気にリスナーが離れていくことも珍しくありません。
人気配信者になれば広告料や投げ銭などで生活できるようになりますが、生活できるようになった後でも問題を起こせば生活が難しくなるので注意してください。
特に個人情報を公開してしまうと私生活にも悪影響が出る可能性も高いので、配信の際には自分自身の発言は慎重に考えるようにしましょう。